独身でいることのつらさは「孤独感」ではない。マンガ『ずっと独身でいるつもり?』

おはようございます。ごりらです。

独身でい続ける女性の気持ちをこれでもかってほどクリティカルに代弁してくれた漫画を見つけました。

okazakimari


『ずっと独身でいるつもり?』(作:おかざき真里・原案:雨宮まみ
3人の独身女性に起きる出来事を描いたオムニバス作品です。


独身女性の話は色んな漫画でネタにされるけど、ここに登場する女性たちはみんな自立したかっこいい人ばかり。


元彼と久々の再開をする女性。年月を経てかっこよくなっていた彼にグラつくけど、過去の別れた理由などを思い出したら…。

仕事が大好きな女性。周囲からの無自覚な言葉かけに胸をチクチクすることもあるけど、仕事もプライベートもあきらめない姿勢でがんばっている。


どの女性も「結婚したかったけどできなかった」ではなく、生きていく中で現れた"選択"の中からどれが自分にとって幸せなのかを考え、選んできた結果の"独身"なのです。そこには完全なる悲壮感はなく、少しのあきらめと多くの納得感があるように思いました。

自分の幸せは自分で決める。それでいいじゃない。でも"人"がからむとそうはいかなくなるのがツライところ。そう感じたのが、次の女性のエピソードでした。


なりたかった職業に就き、都会で頑張る女性。自分の本を出すなど仕事も順調。なのに、親からは「かわいそう」と言われ、たまに会う親戚からは気を遣われる。
彼氏はいる。でも、「結婚しよう」とかいうくせに、無責任な発言をしたり女性に結婚後の行動を指示だししたりしてくる。男性側の家族からも自分のことをチェックされる。

周囲からの言動を受けて受けて受けまくった女性は、最後に友人に本音を伝えます。

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もうね、この2コマだけで何人の女性が作者に感謝したことか!


本人たちが人生の節目節目で決断してきて、今を幸せに生きているんだから、周囲があれこれ気にかけたりしないでいいだろうがって話ですよ。生きている限り他人に評価されるのは逃れようがないけど、自分が「これがいい」と選択してきた事やその結果に対しては、本人以外の人が評価すべきものではないと思うのです。
 
優しさや心配するがゆえの発言だったりするのは言われている本人も分かっています。ここで感じている"怒り"は、ただの「いろいろ言われてうぜー」ではなく、「これが私の選んだ幸せなんだよ、お前らが幸せかどうか判断すんな」って部分なのです。


おかざきさんが描く女性は、どの人も自立した強さが感じられて本当に好きです。コマわりや言葉選びも丁寧で、「自分が伝えたいことがきちんと伝わりますように・・・!」という気持ちが込められているように感じます。

普通に言うだけだとなかなか伝えられない思いを形にしてくれたおかざきさん、雨宮さんに向かって頭下げよう。感謝!



ではでは。ごりらでした。